がんで愛しい人をなくされた深い悲しみと辛いお気持ちをお察しいたします。
面影を偲び、もっと生きたかっただろうとその無念を思い、ああもしてあげたかったなどいろいろな思いがこみ上げてくることでしょう。医療関係者への感謝の気持ちでいっぱいの方もおられれば、あるいは複雑なお気持ちの方もおられるかと思います。
また、とにかく寂しくて悲しくてどうしていいかわからない、外出できない、胸が苦しくなることもあるなど、日常生活もままならない状況におられるかもしれません。
気持ちの流れにさからわず、無理をしないで、少し先を見てほんの少しだけ一歩を踏み出してみませんか?
故人と共に歩まれた道が意義あるものであったことを思い、その思い出を大切に、そして悲しい時は泣いて、同時に健康にだけは留意し、新しい環境のもとで自らの生活を一歩一歩築いていかれるならば、そのなかにささやかな楽しみも、生活の充実感も見出していけるようになると確信します。そして、期間の長短にかかわらず、精一杯介護された後に愛しいご家族を喪われた辛いご経験によって、多くの方が“人の痛みが本当にわかるようになった”と言われるように、すべての方が以前にもまして、心やさしく、そして心豊かになっていかれることを確信しています。
青空の会では、多くの方が“悲しんでいるのは自分ひとりではないんだ”と自ら気付かれ、過去にばかり向いていた目が自然に前をむくようになります。同じ体験をした者だからこその共感が生まれ、お互いが気兼ねなく心を開いてお話ができ、生きる勇気が湧いてきます。
青空の会のつどいは3ヶ月に一度、その間にレクレーションもあります。どなたでも参加できます。ご連絡をお待ちしています。 |