第98回つどい

第98回つどいを開きました。参加者38人、うち初参加8人、女性30人、男性8人でした。
開会あいさつ、レク案内のあと、大学院生お二人が修士論文の研究協力(インタビュー)の依頼をしました。

発表された方は、原稿・メモを用意しながらも、思い出し、思い出ししながら話されました。

その後自己紹介を行い、それぞれの思いを話し合いました。
「1月30日に亡くなりました。辛くて、辛くて・・・、どうしていいのかわからなくて、遺族の会で青空の会を見つけて、すがる思いで参加しました。」
「朝起きた時の絶望感、外から帰ってきた時の寒い部屋・・・、妻に100%の治療と緩和ケアができたのか? 頭の中で引っかかり、葛藤しています。娘たちにはそういう話がなかなかできない。」
「なぜ65歳で亡くならなければならなかったのか? その意味を考えたい、ストンと落ちない。私も65歳になり、この歳で何かやれるのか、模索中です。」
「父が大腸がんになり、看護師だったので私がその病院に転職して父を看た。看護師として何ができるのか、いま大学院で学んでいます。」
「12年前夫を亡くし、その後独り息子も亡くして独りになってしまった。1つだけ歯ブラシが残って、すごい支えになって・・・。絶対に楽しいことはないだろうと思っていました。でも今は笑うことも多くなりました。」
「夫のがんがわかった時はすでに骨転移しており、泣くことすらできなかった。朝起きたら押しつぶされるようで、生きていることすら、悪いような罪悪感・・・、診療内科に行き、耳の手術もしました。11月のつどいに参加したら、自分一人ではないんだと思えて支えになりました。望年会に参加してとても楽しく過ごせました。」
「夫が亡くなって3年ほどは、石を飲んだような気持ち、暗い所を歩いているような気持ちでした。奥さんを亡くされた若松英輔の「邂逅」という詩で、別れが辛い人と出会えた喜び、という所が腑に落ち、転機になった、夫との17年間という素晴らしい年月を思って生きてゆこうと・・・。」

最後に、「亡くされてまもなくの方」「これから生きていくこと」「それぞれの癒やし」「親・子どもさんを亡くされた方」のグループに分かれて懇談しました。つどい終了後に食事にいきました。